ポッカレモン(現在は「ポッカレモン100」) が生まれたのは、「カクテル」がきっかけでした。
大人の飲み物としてカクテルが大流行していた1957年、カクテルに欠かせない「レモン」は高価な果物でした。大学卒の初任給が1万円に満たないのに、レモンは1個200円もしたそうです。バーを経営していたポッカ創業者である谷田利景が、レモンをもっと身近なものにしたいと考え、合成レモンを開発してビン詰めスタイルで発売したのが「ポッカレモン」の始まりです。現在の「ポッカレモン100」はレモン果汁100%・保存料無添加。お料理やお飲み物に幅広く、安心してお使いいただけるロングセラー商品となりました。
ポッカレモンの歴史
https://www.pokkasapporo-fb.jp/lemon/pokkalemon/「ポッカコーヒー」といわれたら、男性の顔を思い浮かべませんか?どこか懐かしい印象を持つ男性の顔、実は歴代で顔が違うのです。
1972年に生まれたポッカコーヒーは、喫茶店を中心に楽しまれていたコーヒーをいつでもどこでも気軽に楽しめるように缶入りで発売したのが始まりです。発売当時のパッケージは若者たちが集まって缶コーヒーを楽しんでいるシーンを描いたものでしたが、翌年の1973年から男性の顔が描かれたパッケージになり、「顔缶」として親しまれるようになりました。時代を追うにつれ男性のフェイスラインや髪型が変化しているところにも注目してみてください。
「世界初」とは、1973年に誕生した“冷温兼用”の自販機。
コンビニエンスストアがなく、夜中にお店が閉まるのが当たり前だった時代、深夜に働くトラックやタクシーのドライバーがなにか飲んで休憩するような場がなく、自販機があっても冬場に冷たいコーヒーは売れませんでした。そこで、ポッカ創業者の谷田利景は「缶入りのコーヒーを冬場に飲む人のために、コールドだけでなくホット機能のついた自販機の開発が急務だ!」と思い立ち、冷蔵ショーケースメーカーと協力して、冷温兼用自販機の開発に成功しました。
このホット/コールド型の自販機の登場によって、新しい販売スタイルが生まれたのです。
PETボトルで「つぶつぶ」
果汁入りのドリンクを持ち歩く。あたりまえの話と感じるかもしれませんが、果実飲料はPETボトルで販売できない---これが約30年前の業界の常識でした。
当時、「つぶつぶ」ドリンク、いわゆる果実飲料のPET容器化は製造工程でボトルが変形してしまうため実現不可能と言われていました。しかし容器会社との協働技術開発によって問題を解決し、1984年に世界で初めて果実飲料「リボンオレンジつぶつぶ1L」をPET容器で販売することに成功しました。今ではどんな飲み物もPET容器で携帯することが日常になりましたが、この挑戦がなかったら実現しなかったかもしれません。
2017年、「Ribbon(リボン)」ブランドのキャラクターとしておなじみのリボンちゃんが誕生して60周年を迎えました。
北海道のみなさまに100年以上ご愛顧いただいている「リボンナポリン」などでおなじみの「大きな赤いリボンがチャームポイントのリボンちゃんは、1957年(昭和32年)にオーストラリアのサンプルフィルムに登場していたキャラクターからヒントを得て誕生しました。誕生当時はシンプルな線画で描かれていましたが、時代とともに少しずつ表情も変わり、2009年より現在のイラストとなっています。
毎年2月に北海道・札幌で開催される「さっぽろ雪まつり」には、毎年リボンちゃんの雪像が登場しています。
Ribbon ブランドサイト
https://www.pokkasapporo-fb.jp/ribbon/「じっくり素材を吟味して弱火でコトコト時間と手間ひまと愛情を込めて煮込んだスープ」。これが、20年もの長い間続いているロングセラー商品「じっくりコトコト」の本名(?)です。
食生活が洋風化する時代、1996年に誕生した「じっくりコトコト煮込んだスープ」(現在は「じっくりコトコト」)。その背景には、家庭で作ったような、コクととろみがたっぷり感じられるスープを再現したいという開発者の想いがありました。当時のCMでは、想いが詰まった39文字もの商品名を断腸の思いで短くしたのが「じっくりコトコト煮込んだスープ」であると伝えられています。
「Ribbon(リボン)」ブランドは100年以上の歴史をもつ飲料ブランド。1909年に発売された、レモンに似た柑橘果実の香料を用いた飲料「シトロン」、そして1911年に発売された、イタリアのナポリの地名に由来した、地中海産のブラッドオレンジを使った「ナポリン」という飲料の2つにブランド名をつける際に、社内公募で選ばれたのが「Ribbon(リボン)」でした。「飲料水に長く使用できる名前」というテーマでの公募で、多数の応募の中から選ばれました。
「こんなときにはレモンじゃ!」が口ぐせの「レモン忍者
レモンじゃ」。
「ポッカレモン100」のキャラクターとして2011年に誕生した「レモン忍者
レモンじゃ」は、世の中にレモン果汁を広めるために日常生活に忍び込んだ忍者で、レモン果汁の上手な使い方やコツを教えてくれます。暮らしに役立つレモンじゃの「秘伝の術」は「ポッカレモン100」のブランドサイトで紹介していますので、ぜひ取り入れてくださいね。
ポッカレモン100 レモン忍者レモンじゃ
https://www.pokkasapporo-fb.jp/lemon100/lemonjya/ポッカサッポロでは、国産の希少な茶葉のおいしさを活かした無糖茶を作りました。
たとえば、石川県で焙煎した国産茎茶を100%使用した「加賀棒ほうじ茶」。丁寧な遠赤外線焙煎によって茎茶の表面を焦がさずに芯までしっかりと焙煎し、浅炒りに仕上げることで、香ばしい上品な味わいを引き出しました。
国産茶葉だけで仕上げた「にっぽん烏龍」は、爽やかな香りのする静岡県産茶葉と豊かな旨みのある屋久島産茶葉をブレンドすることで、苦渋みが少ないすっきりとしたおいしさにしました。
鹿児島産知覧紅茶葉にまるごと微粉砕した知覧紅茶を加えた「知覧にっぽん紅茶」は、豊かな旨みと、飲んだ後に広がる“あまい香りの余韻”が楽しめる商品に仕上げました。